テレビやメディアで「SNS」という言葉を聞かない日はないくらい、私たちにとって身近なSNSについて、わかりやすく説明します。
SNSの種類や使い方、メリットやデメリット、さらに利用にあたって気を付けなければいけないことなどをまとめていますので、ぜひご参考にしてください。
SNSとは
はじめに、SNSとはなにかについてからわかりやすく解説したいと思います。
SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称です。
インターネットを経由して、オンライン上で世界中の不特定多数の人と交流することがきでます。
あと、勘違いしやすいのが「SNS」という名前のもの自体は存在しないということです。
SNSは全体名称であって、SNSの中にはフェイスブック・ツイッター・インスタなどいろいろな種類があるんです。
「コンビニ」と一口に言っても、ファミマやセブンイレブン、ローソンなどいろいろな種類もお店があるのと同じです。
そこで、SNSにはどのようなものがあるのか、メジャーどころを中心に紹介したいと思います。
SNSの種類
現在利用者の多いSNSを、厳選してご紹介してまいりたいと思います。
どのSNSも、パソコンまたはスマートフォンで利用することができます。
Facebook(フェイスブック)
フェイスブックは、全世界で十億人超の利用者がいるといわれるSNSです。
基本的に実名登録なので、ネット上のつながりとはいえ透明性の高いSNSだといえるでしょう。
ユーザー層は40代以上に多く、比較的年齢高めのSNSです。
Twitter(ツイッター)
かのアメリカ大統領も積極的に利用しているツイッターは、140文字以内で文章を投稿できるSNSです。
写真や動画も投稿でき、拡散スピードも速いのが特徴です。
INSTAGRAM(インスタグラム)
若い世代を中心に大人気なのが写真投稿サイトのインスタです。
「インスタ映え」という、いかにインスタグラムで注目されるかという価値観が流行語にもなりました。
当サイトシャイニアでも、シニアのインスタグラマー(INSTAGRAMを使いこなしている上級者)を紹介しております。
LINE(ライン)
情報発信というより、連絡手段として利用されている方が多いかと思いますが、シャイニア世代でも愛用者が多いと思われるLINEも、SNSの仲間です。
フェイスブックやツイッター、インスタのように投稿機能があるので、お気に入りの写真や動画をメッセージとともにタイムラインに投稿することができます。
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口コミからまとめました!SNSを利用するメリット・デメリット
SNSのメリットやデメリットを、利用者の口コミからまとめてみました。
まずは「やってよかった!」の良い口コミから紹介します。
SNSのメリット
SNSのやってよかった!良い口コミ
・サダユキさん(62歳)
SNS歴 2年
定年間際に、部下から勧められてフェイスブックを始めました。
最初は何を投稿していいかわかりませんでしたが、友達登録している仲間が次々に写真や近況をアップしてくれるので、定年後の寂しさを紛らわすことができました。
最近は私も、出かけるたびに写真を撮ってフェイスブックにアップしています。
いいね!が付くのが楽しみです。
仕事から離れても自分を認めてもらえることが確認できるので、充実感があります。
・真理子さん(59歳)
ガーデニングが趣味なので、インスタグラムに写真を投稿しています。
昔はブログをやっていましたが、入力することがたくさんあって面倒だったのですぐに挫折。
でもインスタグラムなら、すごく操作が簡単なので続けられます。
・栄吉さん(66歳)
サンドイッチマンの「ツッタカター」のネタがおもしろかったんで、わざわざ調べてツイッターを始めたよ。
最近買ったスマホは、ほぼツイッター更新に使ってるね。
俺は一人暮らしで普段おしゃべりする友達もいないから「今日も暑い」とか「かつ丼メガ盛り」とかそういうつぶやきも存分に発散できるから楽しいよ。
リアルな友達は少ないけど、ツイッターでフォローしてる人やフォロワーは何人かいるから寂しくないね。
SNSのメリットまとめ
SNSのメリットをまとめますと
- 自己肯定感を得られる
- 操作が簡単で続けやすい
- リアル友達がいなくても寂しくない
という意見が目立ちました。
SNSのデメリット
SNSのやらなきゃよかった!悪い口コミ
・大谷さん(61歳)
友人にフェイスブックを勧められて始めたが、知らない人からどんどん友達申請が来て面倒になった。
広告やら見知らぬ人からの投稿ばかりになり、結局やめてしまった。
・潮美さん(70歳)
娘や孫との連絡用にLINEを使っています。
電話やメール代わりになるので便利ですが、知らない人からもメッセージが来てそのたびに「許可しますか?」みたいに確認されるのでちょっと厄介です。
・岩夫さん(69歳)
フェイスブックをやっていた時、許可なくタグ付け※されたり、写真を勝手に使われたりして不愉快だった。
あとそれほど親しくない人の自慢のような投稿にもストレスが溜まったので結局やめてしまった。
※タグ付け=写真に一緒に映っている人や投稿記事に関わっていた人の名前やアカウントを関連付けること
SNSのデメリットまとめ
SNSのデメリットをまとめますと
- 知らない人や知らない広告の投稿が多く面倒
- 見知らぬ人からのメッセージや友達申請が来る
- 許可なくタグ付けされたのが嫌だった
- 他人の自慢投稿にウンザリ
という意見が目立ちました。
SNSを利用する際に注意したいこと
SNSを利用するときに気を付けた方がよいことをまとめました。
2017年の総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、20%以上ものシニアがSNSを利用しているということがわかりました。
一方で、シニア世代のSNSユーザーには、トラブルも多いというのが現状のようです。
そこで、SNSを利用する際に気をつけたいマナーについてまとめましたのでご参照いただけたらと思います。
SNS利用の前に最低限知っておきたいマナー3つ&とトラブル回避法3つ!
まず、マナーからお伝えします。
1.知らない人にいきなり友達申請・フォローをしない
SNSをやっていくうちに、投稿を見て「素敵だな」と思う人たちは、たくさん見つかると思います。
でも一呼吸おいてください。
見知らぬ人にいきなり声をかけたり、すれ違いざまに「友達になって」なんて言ったりしませんよね?
バーチャルな世界とはいえ、いくらこちらから投稿を見れたとしても所詮他人は他人、相手は自分のことなんて知りません。
もしも素敵な投稿をしている人と繋がりたければ、必ずメッセージで伝えるようにしましょう。
2.勝手にタグ付け・写真を投稿しない
友達と一緒に出掛けた写真や記事を投稿するとき、友達の許可なくタグ付けや一緒に映った写真を投稿するのはマナー違反です。
※タグ付け=写真に一緒に映っている人や投稿記事に関わっていた人の名前やアカウントを関連付けること
投稿する前に、必ず友人の許可を取りましょう。
3.自分の自慢に終始しないこと
SNSを始めたばかりの人に多いのが、自分の行動を逐一SNSに投稿することです。
「アレ食べた」「どこへ行った」「具合が悪い」等々、あなたの行動を逐一SNSにアップするのは自己満足でしかありません。
SNSはプライベートな日記ではなく、全世界の人に見られているメディアであるという自覚を持ちましょう。
続いて、SNSでトラブルを起こさないための回避法を紹介します。
1.個人情報を明かしすぎない
SNSは、投稿と同時に情報が世界中に拡散され、一度投稿された内容は完全に削除することは不可能だということを肝に銘じておきましょう。
写真や動画にも位置情報が残るので、アップする際には慎重になることが大切です。
2.いいね!は時に反感を買うこともある
SNSの「いいね!」は、受け取る側によって持つ意味合いが大きく違ってきます。
SNSの拡散力の大きさから、今では身近な人の入院やお悔やみの連絡なんかもSNSを介して行われることも少なくないようです。
そこで注意したいのが「いいね!」の使い方です。
本人的には「見たよ」のつもりでも、ネガティブな投稿への「いいね!」はデリカシーがないととらえかねられません。
もしもそのような場合には「いいね!」ではなく、コメントで返信する方が無難です。
3.SNSに食われない
SNSは自分が楽しむためのツールです。
「いいね!」の数や、フォロワーの数を競うものではありません。
また、おいしいものを食べたりきれいな景色を見たりするのは心を充実させるためのものであって、インスタ映えを目的とするのではありませんよね。
「いいね!」の数やフォロワー数を気にしだすと、純粋にSNSを楽しめなくなるばかりか、投稿がどんどんエスカレートする傾向がみられます。
ハマり過ぎないことが大切です。
まとめ
シニア世代がSNSを使いこなしている姿はかっこいいです☆
ですが、張り切り過ぎるのもよくありません。
ルールとマナーを守って、楽しくみんなが幸せになれるようなSNSの使い方を身につけたいですね。