シニア世代が快適に、安全に乗れる自転車のおすすめや、選び方を紹介します。
かつて高価だった電動自転車も、今では手ごろな値段で買うことができます。
そこで、電動自転車の選び方や、当サイトシャイニアのおすすめ自転車などをピックアップしていきたいと思います。
シニアが自転車を買う時に重視したいポイント
シニア・高齢者が自転車を買う時に、重視したいポイントをあげてみます。
大手自転車メーカー「ブリジストン」の60歳以上を対象とした調査によると、自転車を購入するときに最も重視するポイントの1位は「色・デザイン」だったそうです。
たしかに、我々いくらシニアだからって、せっかく新品を買うんだからオシャレでカッコイイ自転車がいいに決まってますよね。
「シニア=黒・地味」なんて図式は、時代遅れだってことです。
ちなみに、他に上位にあがったのは、「車体重量」「足つき性」「フレームの跨ぎやすさ」など安全性や使いやすさに関してのことだったそうです。
参考:https://www.bscycle.co.jp/news/release/2016/3230
若者と違って、通学や通勤に使うわけでもなく、ましてレースを目指すわけでもないし。
シニアが自転車に乗るのは、近所の買い物や運動不足解消のために乗ることが目的であって、いかにスピードを出せるかとかにはあまり興味はありません。
つまり我々シニアが選ぶべき自転車は、
安全性が高く、乗りやすく、オシャレでカッコイイ自転車
ということになります。
シニアに最適な電動自転車の選び方
シニアに最適な電動自転車の選び方のポイントを3つ、お伝えいたします。
電動自転車は原付やバイクと違い、免許証がなくても乗れるのがメリットです。
100%電気の力で走るのではなく、自力でこぐ力をサポートしてくれるので「電動アシスト自転車」と呼ばれることもあります。
道路交通法での扱いは自転車と同じなので、免許も必要なく、普通の自転車に乗れれば大丈夫です。
ではさっそく、電動自転車の選び方のポイント3つを紹介しましょう。
軽いこと
電動自転車は、普通の自転車と比べて5~10kgくらい重いです。
乗っている時にはあまり重さは関係ないと思うかもしれませんが、一番「辛い」と実感するのは充電が切れた時でしょう。
電動自転車はバッテリーの力で軽快に走れるような設計になっているので、万が一乗っている時にバッテリーが切れてしまったら、自力で動かすしかありません。
この時に、普通の自転車より5~10kg重いというのはかなり大変です。
漕げないから引いて歩いていこうとしても、重いので支えることすら結構な負担になります。
なので、電動自転車を選ぶときは、なるべく軽量のタイプを選ぶことをおすすめします。
操作が簡単
電動自転車は、スピードの強弱をスイッチのオン・オフで切り替えて走行します。
しかしその操作は走りながら行うことになるので、あまり複雑な操作だと危ないですよね。
だから電動自転車を選ぶときは、なるべくボタンが少なく、操作がわかりやすいものを選ぶとよいかと思います。
両足がつく(普通よりワンサイズ下がおすすめ)
シニアだから足腰が弱っている、というわけではありませんが、電動自転車の場合、加速のスピードがとにかくすごいので、慣れるまではバランスをとるのが難しいです。
また、普通の自転車より重いので、ふらついた時にしっかり地面に足がつくということはとても重要なポイントになります。
普通の自転車の場合は、タイヤが大きいほどぐんぐん前に進むので乗りやすいというメリットはあったかと思いますが、電動自転車の場合は電気の力がアシストしてくれるので、タイヤの大きさはそんなに関係ないです。
ということで、普通の自転車を選ぶときよりも若干小さめの、しっかり足がついて安定するサイズを選ぶとよいでしょう。
当サイトシャイニアおすすめ!電動自転車メーカー別3選!
当サイトシャイニアが厳選した、電動自転車を3つのメーカーからそれぞれ1車種、ご紹介します!
こちらでは、電動自転車といえばすぐに思いつく、「パナソニック」「ブリジストン」「ヤマハ」の3つのメーカーから、それぞれ1車種を取り上げています。
選んだ基準は、先ほどお伝えした「軽い」「簡単」「足がつく」ことと、あとはわたくしシャイニア編集長が「カッコイイ」と思った主観です(^^)v
わたくしがカッコイイと基準にするのは、主にカラーバリエーションです。
では、どうぞ!!
パナソニック『Jコンセプト』
公式サイト:http://cycle.panasonic.jp/products/jelj/
コンパクトで乗り回しが快適な、軽量型の電動自転車です。
50代、60代のユーザーを想定して開発されたJコンセプトは、スタイリッシュなまっすぐハンドルでカラーバリエーションも多く、我々シニアの心をぐっとわし掴みにしてくれちゃいます。
・軽さ
18.2kg
・操作性
大きなボタンとシンプルなデザインの「らくらくスイッチ」仕様です。
切り替えモードは「パワーモード」「オートモード」「ロングモード」の3種類です。
・安全性
安定性の高い約36mmのタイヤ、太陽光で充電し自動で点灯するソーラーオートテール装備で、全長157cm、適応慎重派142~173cmと幅広く対応しています。
・カッコよさ
ブラック(漆黒)、ホワイト(白磁)、グリーン(松葉)、レッド(紅緋)の4色から選べます。
ヤマハ『PAS SION-U(パス シオン ユー)』
公式サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/sion-u/
「簡単」「やさしい」「安心」をコンセプトに、スタイリッシュさを重視しながらも、使いやすさとまたぎやすさにこだわった電動自転車です。
20型・24型・26型と体の大きさに合わせて選べます(24型・26型は2018年5月新発売)
・軽さ
20型:22.2kg、24型:23.8kg、26型:24.4kg
・操作性
3段変速ギアで、電動機能は「強」「弱」の2種類と、とってもわかりやすいです。
・安全性
前輪と車体をつなぐフレームが低い低床U型フレーム、駐輪時のスタンドがけが簡単、大きくて見やすいスイッチ、そして小柄な女性から大きな男性までに対応した3サイズ展開です。
・カッコよさ
レッド・アイボリー・アースブルーの3色展開です。
フレーム部分にカラーが施されていますが、フレームよりもその他の茶色や黒が目立っているという印象を受けます。
ブリジストン『アシスタユニプレミア 20』
公式サイト:http://www.bscycle.co.jp/assist/lineup/assista-uni-premier.html
自転車とほぼ同じ重さを実現したという、超軽量の電動自転車です。
20インチと24インチの2展開で、それぞれバリエーションにとんだカラーが選べます。
・軽さ
20型:21.9kg、24型:24.3kg
・操作性
スイッチは大きな画面でバッテリー残量を表示、切り替えも「強」「弱」2種類で簡単です。
・安全性
自動ランプや駐輪がらくらくのスタンド機能、またぎやすいフレーム設計で、簡単・軽量・コンパクトを実現しているモデルです。
・カッコよさ
20インチはメタリックカラー中心の展開です。
パープル・ベージュ・ピンクゴールド・オパールミント
24インチは定番というか、やや落ち着いたカラー展開となっています。
オリーブ・レッド・サファイヤブルー
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電動自転車に夢中なヒロシさんの体験談!
最近、電動自転車を買ったので自慢したくて仕方ない、横浜在住ヒロシさん(67歳)の体験談です。
横浜といったら、「おしゃれな街」というイメージと同じくらい、若者でも自転車では一苦労なほど「ハードな坂道」で有名ですよねっ。
ヒロシさんは5年前にひざを悪くして自転車に乗らなくなったそうなんですが、最近電動自転車を手に入れてからは、毎日そこら辺を乗り回しているらしいというウワサを聞きつけて、今回編集部がお話を聞いてまいりました。
Q.電動自転車と普通の自転車の一番の違いは?
A.楽だよ、楽っ!
ちょっとしか漕がなくても、グ~ンって行っちゃうんだもん。
Q.コスパ・・・ってわかります? 維持費とかはどうですか?
A.ほとんど毎日、近所の買い物に使ってるけど、バッテリーの充電は2日に1回で足りてるよ。
電気代も別に今までと変わんないと思うよ。
Q.主な使い道はどういったことですか?
A.食料の買い出しと、パトロール。
なんせ、電動自転車買っちゃったのが皆にバレちゃったもんで、自治会で地域パトロールの本部長になっちゃったんだよ。
Q.電動自転車のメリット・・・いえ、便利なことは何ですか?
A.ん~。
水とか、米とか、重いもの運んでも疲れないことだね。
あと自分、ひざがちょっと良くないんだけど、漕ぐのに力もいらないから楽だよ。
Q.電動自転車を買って、一番良かったと思うことは何ですか?
A.医者からも言われたけど、運動不足の解消になるってよ。
確かに歩くの嫌いだから、今まではひきこもってたけどさ。
コレを買ってから楽しいしラクだし、見せびらかしたいし、結構外に出るようにはなったよね。
あとね、坂道でどんどんみんなを追い抜く時の爽快感がたまんないね。
「あのジジィすごいな」っていう、視線を独り占めできるからね。
はい、電動自転車の魅力がたっぷり伝わるヒロシさんの体験談でした。
お話聞いて思ったのですが、「電動自転車を持ってるぞ」って、結構地元ではステイタスなようです。
坂道を立ち漕ぎで必死に登ってる若者や、自転車を降りてせっせと引いている主婦たちをしり目に、スイスイ~~っと上っていく優越感がたまらないというのも、坂道タウン横浜在住のヒロシさんならではの感想でしたね。
このように、電動自転車で自分の膝痛を気にすることなく、行動範囲が広がりアクティブになれるのなら、本当に魅力的なアイテムなんだと思いました。
まとめ
シニアに向けた、自転車の選び方やおすすめを紹介してまいりました。
電動自転車は、乗ってみると実に快適で、一度手に入れたらもう他の自転車には乗れなくなります。
お値段は普通の自転車よりも少々張りますが、このケチなわたくしでさえ、買って後悔しなかったモノランキングの上位に入っています。
病院までのバス代、重い買い物をしたときのタクシー代を考えたら、健康にもなり気分も爽やかになる自転車での移動もよいものですよ。