ラン活って知ってますか?
翌年に小学校入学を控えた子供たちが、自分の使うランドセルをあれこれ選ぶことをラン活というそうです。
そこで、孫にランドセルをプレゼントするときの注意点や、選び方のポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。
ラン活はいつから始まる?最新ランドセル事情
はじめに、最新のランドセル購入事情について触れておきます。
そもそもランドセルが必要になるのは、入学式の4月なので、現実的には3月くらいまでに用意しておけば問題ないものです。
ですが、ブランドのランドセルや手作り工房のランドセルともなると、前年の夏前にすでに完売してしまうなんていう現象が近年珍しくありません。
大手ランドセルメーカーの新作は、例年4~5月ごろに発表および先行販売が行われるのが通例です。
そういえば、大手ショッピングセンターのイオンやイトーヨーカドーなどでも、1年中ランドセルを見かけるような気がします。
そう、もはやランドセルは季節ものではなく、1年を通して探せる&買えるものになっているのです。
孫にランドセルを買ってあげたい!注意すべきこと3つ
孫にランドセルをプレゼントするときの注意点を3つあげたいと思います。
本来なら孫一家と相談して一緒に買いに行けるのがベストですが、遠方でなかなかそうもいかないおじいちゃんおばあちゃんは多いと思います。
そこで今回は、ランドセルをこちらで用意して、送ってあげるかたちでプレゼントする場合について考えてみました。
ポイントを外すと、孫どころか息子(娘)夫婦とも疎遠になってしまう可能性もありますので、くれぐれもお気を付けくださいね。
1.息子(娘)夫婦の意向を聞く
まず最初に、孫の両親の意向を聞くことから始めましょう。
自分ばっかり先走ってしまい、良かれと思って勝手に選んで勝手に送ってしまったりすれば、喜ばれるどころか99.9%怒られるでしょう。
孫には、自分の欲しい色やデザインがあるんです。
また、親も子供に持たせたい色やデザイン、もしくはブランドをある程度ピックアップしているものです。
ラン活が年々早まっているので、入学する前年のお正月くらいから「ランドセルは自分がかってあげたいんだけど」と打診しておくとよいでしょう。
2.ネット購入も視野に入れる
昔はデパートで牛皮のランドセルを買うのがステイタスでしたが、現在は多様な買い方があります。
昔ながらのかばん屋さんで1点1点手作りしている工房系のランドセルや、限定品の高級ランドセルは、お店に足を運んで買うよりネットで購入する方が現実的なこともあります。
「ネットで高価な買い物をするなんて…」とネット通販に抵抗のあるシニアも多いですが、孫からのリクエストであればネットでの購入も視野に入れておきましょう。
3.自分がしゃしゃり出ない
ランドセルは男の子は黒、女の子は赤という時代はとっくに終わっています。
今は男の子も赤いランドセルを買うし、女の子だって黒や茶色のランドセルを背負っています。
トップバリューのランドセルなんて、24色もの豊富なカラーがそろってるんです。
それに、今の子供たちは個性個性と育てられている時代です。
だからたとえ男のお孫さんが「ピンクのランドセルが欲しい」なんて言っても絶対否定しちゃいけませんよ。
残念ながらおじいちゃんおばあちゃんは単なるスポンサーであって、決定権はありません。
主役は孫なんです。
孫の意見を尊重し、最終的に両親がGOを出したものを買ってあげるようにしましょう。
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孫が喜ぶ!ランドセルの選び方
孫が喜ぶランドセルの選び方を提案します。
先ほど、ランドセル選びの主体は孫であるとお伝えしましたが、買ってあげる以上自分たちの思いも込めたいですよね。
最終的に決めるのは孫とその両親ですが、あなたが買ってあげるのですから、せめて最初の提案の実権は握りましょう。
ということで、今の子供が喜ぶようなランドセルの特徴を紹介します。
色
今のランドセルはカラーバリエーションが本当に豊富です。
同じ赤でも深い赤や鮮やかな赤など数種類あるのが当たり前だし、色鉛筆の24色だけでなくメタリックカラーなんかもあったりします。
6年間使うことを考えて、飽きのこない落ち着いた色を勧めるのもありですし、孫が大好きな色を提案してあげるのもよいでしょう。
素材
昔は天然皮革1択で、牛皮か馬皮かみたいな選択肢しかありませんでしたが、今は違います。
より軽く、よりデザイン性が高い人工皮革(クラリーノ)の人気が高いです。
もちろん天然皮革でも軽さを追究したものや防水性を高めたものもありますので、お値段と相談しながら検討してください。
機能
内ポケットの数や形状、留め具の締め方など、実際に使ってみなくてはわからない機能性も、選ぶポイントの一つです。
といっても、ついているオプションが多ければ多いほど良いというわけではなく、逆にシンプルな方が使いやすい場合が多いです。
保証
6年間保証がついていつものを選びましょう。
ランドセルは基本的に丈夫に作られていますが、子供のみんながみんな、6年間ていねいに扱うとは限りません。
投げることもあるでしょうし、転んだりしてダメージを受けることもあるでしょう。
そんな時のために、卒業まで無料で修理に出せる保証がついていると安心です。
ブランド
孫自体はブランドなど興味ないと思いますが、気にする親もいるようです。
絶対デパートオリジナルがいいとか、池田屋鞄がいいとか、ブランド志向のある方も多いです。
ブランドランドセルはそれなりにお値段も高額になるので、こちらが出せる範囲を最初に明確に伝えておくと、後々トラブルになりません。
まとめ
ランドセルは、孫がもっともウキウキするプレゼントの一つです。
小学校入学は孫の人生の一大イベントなので、そこに関わるランドセルをプレゼントできるというのはこちらもまた、至福の喜びですね。
せっかくプレゼントするのですから、こちらも気持ちよく、そして孫も喜んでくれるようなランドセルを選びましょう。