息子の嫁と同居の悩み!上手に付き合う秘訣やトラブルの時の解決法

息子の嫁との同居生活は、一筋縄では行かないことが多いようです。

そこで、同居の嫁と上手に付き合う方法や、いざという時のトラブル解決法などを紹介したいと思います。

全国「親世帯・子世帯」の同居率

国立社会保障・人口問題研究所による、「第8回人口移動調査」(2016年)に、母親(姑)との同居・近居割合に関するデータがありましたので紹介します。

それによれば、子夫婦とともに同居や近居(同じ建物や敷地内、または同一市町村内)する母親の割合は、約22%となっています。

さらに孫がいる世帯では、36%以上と近同居の割合が高くなっています。

参考:http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/ido8gaiyou.pdf

嫁との付き合い方その1【完全同居の場合】

同じ屋根の下、玄関やキッチン、お風呂など完全に一緒に暮らしている「完全同居」スタイルの場合です。

サザエさん一家もこのタイプですが、嫁側の実家に同居という形なのでちょっと違いますね。

リビング・トイレ・お風呂などの共用スペースや家電など、一緒に使う物が多いため、大切なのはルールを決めることです。

そこで、完全同居の場合に、気をつけたいポイントを箇条書きにしてみました。

  • リビングなどの共用スペースに自分の物を置かない
  • 冷蔵庫など、自分が買ってきた食材以外は勝手に使わない
  • お風呂の時間や朝の生活リズムはなるべく崩さない
  • 掃除の分担や担当を決める
  • お互いの生活に干渉しすぎない
  • 孫がいる場合は、お嫁さんの育て方に従う

生まれ育った家族なら「暗黙のルール」というものが存在しますが、お嫁さんには通用しません。

「言わなくてもわかるでしょ」は通用しません。

後から余計なトラブルやストレスにならないためにも、始めにルールを作ってしまいましょう。

そのルールも押し付けるのではなく、お嫁さんや息子さん、お孫さんを交えてみんなで作ってくださいね。

嫁との付き合い方その2【同一建物・同一敷地の2世帯住宅の場合】

同じ建物の別の階に住んでいたり、同じ敷地に別棟で住んでいるタイプの、お嫁さんとの付き合い方です。

居住スペースが完全に別なので、これまでの生活リズムを崩すことなく近い距離にいられるというメリットがあります。

このような同居の場合に気をつけたいポイントは、以下の通りです。

  • 監視しない
  • いきなり訪問しない
  • 勝手に上がり込まない

以上、「3ない」が大切です。

 

同じ建物や敷地に住んでいる場合、おそらく資金の大部分をあなたたち親世帯が負担したのではないでしょうか。

特にお金が絡んでいると、息子夫婦は自分たちの所有物のように見てしまいがちな人が多いです。

なんの悪気もないあなたの行動は、お嫁さんにとって次のように変換されていますよ。

 

「あら、お出かけ?」→嫁(私がどこに行こうと勝手じゃない、いちいち声かけてこないで!)

いきなりピンポーン「御夕飯、作り過ぎちゃったから食べて」→嫁(こっちにも予定があるからせめて電話してからにして!)

「忙しそうだからお掃除しといたわ」→嫁(勝手に人の家に入り込まないで!)

同じ建物や敷地に住んでいるからといって、自分の家ではないのです。

やはり、お隣さんくらいの距離間で付き合っていくのが円満の秘訣でしょう。

嫁との付き合い方その3【近距離の場合】

同一市町村に住んでいる、近距離の場合です。

近年増えてきているのが、同一市町村に住んでいるというスタイルです。

お互いの行動がわかるほど近すぎず、かといってちょっとした用事の時はすぐに駆け付けられるという距離感がお互い便利だと人気のようです。

そこで、近距離にいるお嫁さんと上手に付き合うための秘訣をあげてみました。

  • 孫に会いたくても、相手からの連絡を待つ
  • 何か用事の時は、なるべく息子を介して連絡する
  • 孫の一時預かりなど、頼られたらできる限り受け容れる

住んでいる距離が近いからと言って、あなたの都合でいつでも孫に会えるわけではありません。

小さな子供がいる家庭は何かと忙しいので、孫と会うタイミングはなるべくお嫁さんに任せるようにしましょう。

そして、あなたたちが「孫に頻繁に会える」というメリットと同じように、お嫁さん側も「預け先がある」というメリットがあります。

お嫁さんからお願いされたときには、なるべく受け入れるようにしてあげることが、良好な関係を保つ秘訣です。

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もしものトラブル解消法!姑と嫁の関係・大切なのは距離感

嫁と姑、もしものトラブルに見舞われてしまった時の対処法です。

嫁と姑の近同居トラブルで実際に起こったことを、両方の立場から聞いてきました。

<嫁側の意見>

・私が絶対に逆らえないのわかってて「自治会の集まり、お願いしてもいいかしら?」とか、姑が車運転できないからって「荷物が多いからスーパー連れてってもらえないかしら」とか、何かと都合いいように使われるのがムカつく。

・なぜか執拗に合いカギをねだってくる。絶対に渡さない。

・夕飯は、うちと義両親と別にするルールなのに、いつも何かしらお裾分けが来る。でも、姑の料理は味が濃いし煮物ばかりなので、私の献立と仲良くなることが一度もない。

・休みの日に遅くまで寝てると起こされるし、眠れなくて深夜番組を観てると注意されるし、とにかく息苦しいです。私は高校生の娘じゃありません!!

<姑側の意見>

・洗い物や片づけ物が苦手なようで、何でもかんでも「あとでやります」っていうのがちょっとイラっときますね。私はすぐきれいにしないと気が済まないので、結局私の負担が増えています。

・皆でくつろげるようにと20畳のリビングを作ったのに、嫁は一度も顔を出しません。引きこもりの子供を持ったみたいで、イライラします。

・嫁は専業主婦なのに、毎日のようにどこかへ出かけています。直接声をかけるのも監視してるみたいで気が引けるのでそっとしていますが、息子に言おうか言うまいかモヤモヤします。


嫁と姑のトラブルで多いのが、それぞれのストレスが積もり積もって爆発してしまうというものです。

ガチガチの言い合いではなく、表面上は穏やかに見えるけれども内心で怒りを募らせているパターンです。

モヤモヤや、イラっとくるなどの、感情の積み重ねですね。

物理的な距離が近い分、直接言うと今後の付き合いに影響が出ることもお互いわかっているし、かといってこれから先の長い付き合いを考えると、このままため込みすぎるのは大変です。

そこで、当サイトシャイニアの考えをお伝えしたいと思います。

嫁とうまくやるには、距離感が最も大切です。

普段の何気ない日常の時には近づかず自分の生活を中心にし、病気や託児など助けが必要な時には頼るといった関係です。

 

理想は「母娘のような何でもわかり合える関係」でしょうが、姑と嫁では実際には難しいでしょう。

だからこそ、「遠くからでもいつでも気にかけていますよ」という姿勢を見せるようにしましょう。

あなたの方が少し遠慮しているくらいがちょうどいいのです。

姑が距離感を保っていれば、たいていのお嫁さんは自分から寄ってきてくれるものです。

 

もしも、トラブルに発展してしまったら、息子さんを間にたてて冷静になることです。

この時に息子さんを責めるのではなく、息子はあくまでお嫁さんの立場になってもらいます。

自分の感情を吐き出すだけでも解決につながることもありますので、溜め込み過ぎないことが大切です。

お嫁さんと上手に付き合うための距離感を作り出すのは、あなたの役目なんですよ!

まとめ

現代は、「子供が巣立った後は自分の生活を大切にしたい」というシニアが増えてきた一方で、「息子夫婦と同居したい」親世帯も根強いですね。

同居を進める前に一度立ち止まって、「同居したいのは何のため?」と、考えてみてください。

「もしもの時に」「介護になる前に」とか、「孫にいつでも会えるから」というのは、あなたたちの一方的な願望ですよね。

いざという時に助けてもらえるためには、日頃の行いや信頼関係がとても大切です。

物理的な距離感よりもまず先に、お嫁さんとのお互い心地よい距離感をつかむことから始めてみてください。