シニアから始める習い事で、ヒップホップが熱いのをご存知ですか?
ヒップホップは若者の音楽と決めつけずに、実際に体験してみるととても楽しくてハマってしまう人急増中です。
そこでシニアからヒップホップを始めたいという人に、ヒップホップの魅力や習い方などを解説していきたいと思います。
ヒップホップとは?今さら聞けない基礎の基礎
よく耳にするヒップホップとは?今こそわかりやすいように、解説します。
ヒップホップのイメージをシニアの皆さんに聞いてみると、
「黒人の音楽だろ?」
「EXILEとかのダンス」
「ごちゃごちゃ喋ってる」(←ラップ?)
「DJがキュッキュってやってるやつ」
などなど、テレビでよく観るステレオタイプのイメージを持つ人が多いようです。
ヒップホップは、ロックと同じように「音楽・ダンス・ファッション・文化」を癒合させたものをさします。
1970年代にアメリカNY(ニューヨーク)のストリートから生まれた文化です。
そうです、シャイニア世代がバリバリ遊んでいた頃、発祥した音楽なのです。
少しは身近に感じられるのではないでしょうか?
ヒップホップダンスは難しい?いえ、難しくありません!
ヒップホップダンスは一見難しそうに思えますが、実は基本はすごくシンプルです。
ヒップホップダンスで流れる音楽は、「ズン ズン ズン ズン」というビートと呼ばれるベース音が特徴です。
ビートに合わせてひざを曲げ、上下に動く、これを「アップ・ダウン」といい、この動きが基本となります。
これにステップを加えていくと、クールな(カッコイイ)ダンスになります。
大阪市で話題!シニア向けヒップホップ教室は認知症予防にも
NHKや読売新聞、朝日新聞などのメディアで話題となった、シニア向けヒップホップ教室が大阪市で行われています。
この教室は、日本ストリートダンススタジオ協会が厚労省やスポーツ庁の後援で行われており、大反響を呼んでいるようです。
ブームとなった理由については、「若い曲で踊りたい」「年寄り扱いされたくない」など、ヒップホップに興味があるシニア世代が意外と多いことにあるようです。
また、ヒップホップダンスがシニアの敏捷性(びんしょうせい)を改善するという論文も発表されたといいます。
そこで、平成30年度大阪市で開催される「はじめての健康ダンス教室」についての募集要項をご案内します。
参加資格は、『60歳以上の健康な方』(血圧180/110mmHg、脈拍110回/分を超えている方はNG)です。
参加費は無料、保険料のみで受講できます。
詳しい内容については、こちらの公式サイトをご確認ください。
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体験者の声「マジおすすめっ!」
ヒップホップダンスを楽しんでいるシニアの方たちから、体験談を集めました。
56歳 勉さん
スポーツジムのプログラムにヒップホップがあり、たまたま空いていたので受講したのがきっかけでそれ以来ハマってしまいました。
我々の世代は、男がダンスなんてという偏見があるものですが、インストラクターがすごくかっこよく踊っていて、そんな偏見がなくなりました。
全身の筋肉を使うので、いいトレーニングになっています。
60歳 信哉さん
地域の祭りの出し物として、青年会でヒップホップをやることになり、初めてダンスというものを経験しました。
小学生と一緒に踊るということで、先生は小学生だったのですが、今の子供の身体能力には驚かされましたね。
ついていくのがやっとでしたが、本番を踊り終えた時、お客さんの「すごーい」とか「かっこいい」という声援が気持ちよかったです。
ダンスは楽しいですね。
61歳 早智子さん
若い頃はジャズダンス、40代から50代はフラダンスをしていて、60になった今新しいことを始めたくてヒップホップを習い始めました。
先生はジャニーズみたいに格好いいし、レッスン着も若い人が着るようなオシャレなジャージなので、若い気持ちになれます。
年下の仲間も増えて、周りからも若返ったと褒められます。
65歳 貴子さん
ひざが悪いのでダンスを習うなんて考えもしなかったのですが、友達から誘われたヒップホップを始めたら楽しくて仕方ありません。
ステップなどはひざを使うので無理ですが、座ったままでも上半身を大きく動かせば、いい運動になります。
健康体操より楽しいです。
最近は、ジェネレーションズのビデオがお気に入りです。
こちらに紹介した、シニアでヒップホップを始めた人のほどんどは、これまでヒップホップなど知らなかったといいます。
さらにダンス経験が一度もなかったという人もいて、驚くと同時にヒップホップって意外と難しくないんだなと思いました。
音を楽しむ、楽しいから体が動く、これがヒップホップのルーツです。
皆さんのお話を聞き、改めて、これからダンスを始めるならヒップホップが熱い!と思いました。
まとめ
ヒップホップはバレエのようにきちんと型があるダンスではありません。
ブレイクダンスという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ヒップホップは「リズムに乗れていればどんな動きをしてもOK」という、フリースタイルが基本なのです。
これまでダンス経験がなくても、気持ちよく音楽に乗って体を動かせばいいだけというのも、ダンス初心者のシニアにとってハードルが低く、始めやすいのではないでしょうか。