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生前墓のメリット・デメリット!業者が語りたくない情報も体験談から暴露

生前墓

生前墓(せいぜんぼ)のメリット・デメリットについてわかりやすく解説し、また経験者の本音の体験談なども織り交ぜて、生前墓についてあらゆる方面からひも解いていきたいと思います。

生前墓は字のごとく、生きている間にお墓を建てることで、近年の終活ブームの影響で需要が高まってきています。

初めて聞いた方も、検討中の方も、そして「もうそんなの知ってるよ」という方も、このページをご覧いただければ新しい発見があるかもしれません。

生前墓とは?

生前墓について、わかりやすく解説します。

生前墓は、当人や家族がまだ生存中に建てるお墓のことです。

ちなみに、生前に自分のお墓を建てることを「寿陵(じゅりょう)」といいます。

 

お墓参りに行ったときのことを思い出してください。

多くの墓石に刻まれている名前は、ほとんどが白色だったはずです。

そんな中、朱色や赤字で名前や戒名が刻まれているお墓をみたことはありませんか?

これこそが、生前墓なのです。

ただ、最近ではこのような風習にこだわる人は少なくなってきたということで、あえて朱色や赤を入れないという選択をする人も珍しくないということです。

生前墓を建てるメリットは?

ここでは生前墓を建てるメリットを3つ挙げてみたいと思います。

メリットをわかりやすくまとめると「お金」「自己愛」「家族への思いやり」です。

1.節税対策(お金)

生前墓を建てるメリットとしてよくあげられることの一つに、相続税対策があります。

遺産としてお金で残すと遺族に税金がかかってしまいますが、お墓は課税の対象とはならないため、相続税や不動産取得税、固定資産税なども一切かかりません。

そのため、お墓代の分だけ自分の死後、遺族にかかるの税金を浮かせることができるのです。

2.自分好みにデザインできる(自己愛)

墓石の色やお墓のデザインも、今はいろいろなバリエーションが豊富です。

それこそ一生、いえ永遠に使うものなので、妥協はしたくないですよね。

色、形、墓石の種類、大きさ、戒名のフォントなど、自分の納得いくように吟味できるのが生前墓のメリットです。

3.家族の負担を減らすことができる(家族への思いやり)

家族の死後、残された遺族は多忙を極めます。

公的手続き等の事務処理や遺品整理などに忙殺されて、四十九日なんてあっという間、悲しむ暇さえないという話はよく聞きますよね。

そんな中で墓地を探し、お墓を注文しなければならない負担を少しでも軽くしてあげるために、生前墓が最後の優しさとなるのです。

生前墓を建てるデメリットは?

生前墓を建てるデメリットについても、3つ挙げてみたいと思います。

デメリットをわかりやすくまとめましたが、おもしろいことにメリットと同じ「お金」「自己愛」「家族への思いやり」となるのです。

1.老後資金の減少(お金)

建てる時期にもよりますが、あまり早い時期に生前墓を決意してしまうと、よほど老後資金に余裕がない限り生活を圧迫してしまう可能性があります。

病気にかかって、思いのほか治療費がかかってしまうなんて可能性もあります。

生前墓を建てる時には、余裕をもって老後資金を遺したうえで検討するのが良いでしょう。

2.心変わり(自己愛)

時代は流れています。

そして人間の気持ちというものも、時間の経過とともに変化していきます。

最近は、墓石に名前や戒名以外の、自分の好きな言葉などを彫っている人も多いですが、彫ってしまった後に心変わりが起きてしまう場合があります。

家と同じくらい大きな買い物なので、一度造ってしまうとやり直しがききませんので慎重になりましょう。

3.家族の引っ越し(家族への思いやり)

遺された家族が墓参りしやすいように、と思いやりのつもりで近場に生前墓を建てたはいいが、自分が亡くなったあと家族がいつまでも同じ場所に住み続けるとは限りません。

極端な話、生前墓を北海道に建てたけれど、その後家族が沖縄に引っ越してしまったらお墓参りも一大事です。

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生前墓を建てた人の体験談

生前墓 体験談

生前墓を建てた人の、実際にあった体験談を紹介します。

今回ご紹介するのは55歳で生前墓を建てたYさん、60歳の時に建てたPさん、78歳で建てたIさんの3名です。

55歳で生前墓を建てたYさん(男性)「ブームに乗って早まった結果…」

7年前に離婚し、子供は元妻の方へ引き取られたので私は独り身になりました。

ちょうどその頃、エンディングノートとか終活が注目され始めていて、私も自分の死んだ後の準備を今から少しづつやった方がいいと思って地元に生前墓を建てたんです。

ところがです。

人生何があるかわからないもので、昨年、再婚いたしました。

 

妻は東北の大きな農家の一人娘で、私と結婚する43歳まで独身だったので、条件は私が妻の家に入ることでした。

当然お墓も、本家である妻の家に入ることになります。

生前墓のことはまだ妻には伝えておらず、言い出すきっかけもないまま今まで来てしまいました。

貯金をほぼつぎ込むほどの大きい買い物だったので諦めきれず、かといって売るというわけにもいかないシロモノなので、困り果てています。

60歳で生前墓を建てたPさん(女性)「時代は流れる」

定年と同時に住宅ローンを完済し、気が大きくなっていた私は勢いで生前墓を建てる決心をしました。

今は墓もネットで買う時代です。

見積もりや相談もネットでできるし、細かい注文も出しやすいので、とことんこだわってやろうと自分の個性を思いっきり詰め込んだお墓をオーダーしました。

 

私には大好きな歌手がおりまして、その人にちなんだ墓石デザインにこだわっていました。

彼の歌の歌詞で最も気に入っている「君が想うよりも 僕は君が好き」というフレーズを刻んでもらったことは、私の人生の中でも大満足な出来事でした。

それなのに、彼は逮捕されてしまったのです……

しかも恥ずかしい事件で。

彼の歌は好きだったし、歌詞もすごく好きでしたが、そんなメッセージを入れているお墓に自分が入るのかと思うと恥ずかしくて。

自分で考えたワンフレーズを足して、オリジナルという感じにしようかと思っています。

78歳で生前墓を建てたIさん(男性)「長生きしちゃって困ってるよ~」

実は私、現在84歳です。

生前墓を建てる1年前に、大腸がんを宣告されたのをきっかけに生前墓を建てました。

先生も家族も、年齢的にあきらめムードだったのですが、それでも私は辛い治療さえ頑張りました。

そうしたら、がんの宣告から7年、いまだに生きております。

 

有難いことですが、お墓があるので当然維持費やメンテナンスに通うための交通費がかかります。

自分の墓参りなんて、妙な気持ちですよ。

あとね、同じ霊園で今敷地が拡張されてまして、そっちの方が安かったんです。

こんなに生きられるとは思わなかったので、生きていれば得がいっぱいあるんだなと前向きに考えるようにしています。


皆さん、それぞれ生前墓によって得られた喜びもあれば、ご苦労もあったようですね。

また、今回紹介しきれなかった体験談の中には、海外移住することになった方や、夫婦でお墓を建てたものの離婚してしまった方、こだわり過ぎて家より高額になってしまった方などいろいろな方がいらっしゃいました

機会がありましたら、改めてご紹介いたしますね。

なお、こちらに紹介した口コミは個人の感想です。

すべての方に当てはまるものではありませんことを、ご了承ください。

生前墓をおすすめできる人・できない人

生前墓をお勧めできる人、できない人をまとめてみました。

生前墓をおすすめできる人

・老後資金に余裕がある

・お墓に対して確固たるイメージが確立している

・霊園や墓地の場所について家族親族と話し合える

・自分の人生の終わりがある程度イメージできている

生前墓をおすすめできない人

・引っ越しや転勤が多い

・予算ギリギリ

・終活ブームに乗ろうとしている

・新しいものが好きでミーハーである

・ライフスタイルが不安定

ざっと上げてみましたが、このような感じです。

先に紹介したメリットやデメリット、また体験談などを参考に、本当に生前墓が必要かどうか今一度考えてみてください。

まとめ

終活ブームで、「みんな!生前にお墓は建てておいた方がいいですよ!」といわれる昨今ですが、下調べは必要です。

そもそも墓石店や霊園など普段から気軽に触れられる情報じゃないので、どうしていいかわからない人の方が多いですよね。

ネットで何でも調べられる便利な時代ですから、この機会に一度興味本位でみてみても楽しいかもしれません♪