50代60代70代の出産事情について、世界の様々なケースを調べてみました。
超高齢出産を検討しようとしたとき、立ち止まるべきポイントについても考えてみたいと思います。
50代の出産
50代の出産事情についての解説です。
晩婚化や不妊治療の進歩によって、50代で出産する女性も今では珍しくなくなってきました。
有名人では、アメリカ人歌手のジャネットジャクソンさん、国会議員の野田聖子さんが50歳で、ラジオパーソナリティーの坂上みきさんが53歳で出産したというニュースもあり、今や珍しいことではなくなっている感があります。
理論上は、月経がある限り妊娠は可能です。
ですが、年齢を重ねるほどに妊娠しづらくなることは事実です。
昔であれば、30代後半の出産は「マル高」といわれて、高齢妊娠と分類されていました。
が、現在では、50代での妊娠・出産は、珍しいことではなくなっているのかもしれません。
60代の出産
続いて、60代で妊娠・出産した人はいるかについて調べてみました。
ホットな話題ですが、2018年3月、台湾で62歳の女性が自然分娩で出産したというニュースがありました。
体外受精での妊娠ですが、出産後は母子ともに健康ということです。
日本の事情はどうかというと、2001年に、当時60歳の女性が出産したという報道がありました。
70代以上の出産
70歳以上で、現実的に出産はできるのでしょうか?
ちなみに、ギネス記録では66歳のスペイン人女性が最高齢と認定されているようです。
(2018年3月調べ)
さらに調べていくと、2016年にインドで72歳で出産した女性がいることがわかりました。
父親は79歳ということです。
女性は何歳まで妊娠可能?
女性は果たして何歳まで妊娠可能なのでしょうか?
一般的に女性の妊娠適齢期は、20代~40代くらいだといわれています。
年齢が上がれば上がるほど、自然妊娠の確率は低くなります。
生物学的に、女性が妊娠できるのは、月経(生理)がある間ということになります。
多くの女性は40代後半から50代くらいにかけて更年期を迎え、やがて閉経します。
更年期に差し掛かるくらいから、自然妊娠する確率はどんどん下がっていくと考えられています。
参考:浅田レディースクリニックHP
最高齢のパパは?
最高齢で出産した女性がいれば、最高齢で父親となった男性の年齢も気になります。
日本の有名人では、三田村邦彦さんが61歳、故三船敏郎さんは64歳、故上原謙さんは71歳、故中村富十郎さんは74歳の父親となっています。
これでもすごいことだと思いますが、世界にはさらなる記録があります。
2012年、インドにおいて96歳で世界最高齢の父親が誕生しました。
この方、86歳の時に現在の奥様と再婚し、2人の子供をもうけたそうです。
ちなみに、奥様は当時52歳!
人間てすごいと、改めて感じさせてくれた世界の話題でした。
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高齢出産で気を付けるべきポイント
高齢出産を考えたときに、気をつけたいポイントをまとめました。
高齢出産で最低限整えるべきポイントは、主に3つです。
- あなたの健康
- 将来設計
- 経済的事情
ひとつづつ説明していきます。
1.あなたの健康
最も優先すべきは、あなたの健康です。
不妊治療からの妊娠を望む場合、母体にかかる肉体的・精神的負担は相当なものになるという、覚悟が必要になります。
今のままの人生でも幸せを見つけられないか、ということをベースに考えたうえで、さらに子供を持つことのメリットがどのくらい上回るのかを十分検討しましょう。
また、高齢出産になるほど、生まれてくる子供の健康リスクは高くなります。
そういった可能性も現実的に受け入れられるという覚悟も必要になります。
2.将来設計
続いて、将来設計もあらかじめ考えておかなければなりません。
例えば、50歳で出産したとしたら、子供が成人するときは70歳です。
自分の体力や教育資金の準備など、若い世代の出産に比べるて熟考すべきことがたくさん出てきます。
子供が何歳の時、自分やパートナーはいくつになっているか、いくつまで働けるかなど、綿密な計画を立てる必要があります。
3.経済的事情
将来設計につながることですが、現代で子供を大学卒業まで育て上げるためには、数千万円のお金が必要といわれています。
高齢出産の場合、子供に一番お金がかかる高校・大学期に、自分やパートナーは定年を迎えることになるため、再就職やパート収入、もしくは年金収入に頼らなければなりません。
子育てのためと、自分たちのための老後資金を今のうちからシュミレーションして、貯金したり収入を増やすなどして備えることが大切です。
まとめ
50代60代70代の超高齢出産ですが、世界では実現している人もいるということに驚かされました。
事実として、医療の進歩や先人たちが成し遂げているとはいえ、妊娠出産は女性にとって人生の一大事です。
もしも子供を検討しているなら、信頼できるお医者さんに助けてもらいながら、ともに進んでいくことをおすすめします。