催眠商法で布団を買わされないないための対策!体験談から学びましょう

催眠商法

自宅のポストに「△月●日!お米無料!先着100名様限り:特設会場」なんていうチラシが入っているのを見たことがありませんか?

地元でこじんまりと開催される、お得情報の裏に、もしかしたら催眠商法という悪の手が潜んでいるかもしれません。

催眠商法とは何か、その手口や、実際に被害に遭ってしまった方のお話などを紹介していきたいと思います。

催眠商法とは

催眠商法について、始めに説明します。

催眠商法は、SF商法、ハイハイ商法とも呼ばれます。

手口はこうです。

 

密室に客を集め、食料品や日用品などを無料または格安で配ります。

1日もしくは数日にわたって開催され、最後には高額な商品(布団やマッサージ機など)を売りつけるというものです。

シニア層のターゲットが非常に多いと問題視されているので、我々にとって他人ごとではありません。

坂口さんの恐怖体験「タダでもらった米が、実は●●万円に・・・!!」

いささか強烈かとは思いますが『催眠商法』というものに引っかかってしまった、坂口さん(女性・仮名)の体験談を紹介します。

他人事ではない、あなたの身近にも存在する恐ろしい騙しの手口です。

タダという誘惑の甘い罠

毎朝目を通す新聞のチラシに、見慣れないものを見つけました。

「明日!お米2合無料プレゼント!先着100名様限り」という文字が目を引きます。

今時、新規オープンのお店でも、タダでお米を配るなんて太っ腹なサービスはやってないので、興味を持ったのが私の地獄の始まりとなりました。

しかも、集合はなんと朝8時。

場所は、この前まで住宅展示をやっていたところに建てた仮設テントだそうです。

 

主人に「前、住宅展示場だったとこ、今度スーパーでもできるのかしら」と相談したけど、「知らない」と流されてしまいました。

まぁ家計のことなんて主人には関心のないことなのでしょう。

明日は予定が何もないので、「タダでお米がもらえるなら」と行ってみたことからこの話が始まるのです。

 

朝8時、会場につくともうすでに、100人くらいの人が集まっていました。

サーカスのような仮設テントの中に入ると、目の前にステージがあり、その前にはパイプ椅子が並べられていて、順番に座っていきます。

私は3列目に座りました。

全員が入るとテントの扉が締められ、黒いスーツのガードマンみたいな人が入り口と前後左右に立ち、何やら物々しい空気となりました。

 

まもなくしてステージに若い男性が現れ、やたら高いテンションでなにやら健康に関する話を10分くらいした後、最後にこう言いました。

「明日は天然酵母の食パン1欣を配ります。先着50名様だけですよ!」

この日は会場を出る時に、約束通りお米を受け取って帰りました。

10分くらい話を聞くだけで、いいお米がタダでもらえたので、すごく得した気分になり、絶対明日も行こうと思いました。

催眠商法 お米

のめりゆく私

翌日、パンの配布が先着50名だったので、昨日より早い10分前についたところ・・・すでに満席!

あきらめて帰ろうとしたのですが、昨日ステージで喋っていた男性が寄ってきて「立ち見でよろしければ大丈夫ですよ」と優しく声をかけてくれました。

立ち見も満席になったところで、昨日と同じような健康の話が始まります。

 

もう終わりかな、そう思った時に、昨日はいなかった中年の女性がステージに上がりました。

「今からお配りする天然酵母のパンととても相性のいい、オリーブオイルを販売します。

お値段なんと100円です、普通じゃ1万円以上するものです。

今日は10本しか持ってきてないのですが、欲しい方は手をあげてください!」

女性の言葉が終わると同時に、2、3本の手があがりました。

 

「1万円が100円なんて、かなりお得だし、今日貰えるパンと一緒に食べられるなら買ってもいいかな」

そう思って手をあげようとしたとき、女性は

「ありがとうございます、完売となりました!明日は有機栽培のじゃがいもを配ります。

申し訳ないのですがかなり希少なものなので、30名様分しかご用意できませんでした。

ぜひ、また明日もお越しください!」

と言って、お開きになってしまいました。

「パンはもらえたけど、オリーブオイル欲しかったな」とすごく後悔したので、絶対明日も行こうと決めました。

ついにはまる・・・

翌日、昨日の反省もあり1時間前の7時に着くと、私の他に2人の女性がすでに並んでいました。

2人ともこの会場で知り合ったそうですが、もうすでに健康話で盛り上がっており、私もすんなり会話の中に入れてもらえました。

女性A「オリーブオイル買えた? 私最後の1本でなんとか買えたんだけど、昨日食べたらすっごいおいしかったわ~」

坂田「うらやましいわ~。私、今日何でもいいから買わなきゃ損と思って」

女性B「そうよね~。お米もパンも体にいいものだし、ここで紹介してくれるものならかなりお得だと思うのよ」

雑談が楽しくて、あっという間に開演の8時になりました。

 

昨日よりもさらにすごい人だかりで、熱気ムンムンです。

「限定品を手に入れるには、頑張らなくちゃ」

私の気合も入りました。

今日の話は、健康のためには食生活だけでは十分でなく、寝る時こそ重要だというものでした。

 

私がいつも寝ている布団は嫁入り道具の50年前の物、いわゆる『せんべい布団』です。

肩こりや腰痛は持病として諦めていましたが、布団が原因だったとは知りませんでした。

自分にとって興味のある話だったので、いつも以上に熱心に聞いていたところ、

「では、今日のメインの前に、低反発枕を格安で販売いたします。

お値段なんと、500円ポッキリ!

 

肩こりや腰痛は、寝ている姿勢が悪いからなんですよ。

寝ている体勢をしっかり整えてくれる枕さえあれば、お悩みは解消できるんです!」

「ハイッ」

私は誰より早く手をあげました。

高級枕を500円で手に入れられたという満足感はとてつもないものでした。

その直後です。

 

「今回、ご来場いただいた方限定でNASAもビックリの高級羽根布団をご紹介させていただきます」

と、ステージに布団が敷かれ、パフォーマンスが始まったのです。

「この布団は、最高級◎◎鳥の羽毛100%使用し、さらに吸湿性に優れたシルクで・・・」

具体的には何を言っているか理解できなかったのですが、とにかく「高級品」であることは確かなようでした。

でも、この一言が私の手を上げさせたのです。

 

「先ほど限定枕を手に入れた方に限り、通常の10%割引、ピッタリ40万円で買えちゃいます!!

限定枕と一緒に使うことで、効果倍増、もう病院なんて必要ありません!!」

こうして私は、枕と布団、しめて40万とんで500円で、寝具セットを買うことになりました。

支払い地獄

商品はすぐに届き、寝心地はまぁ快適です。

その時現金はもちろん、私はカードも持ってなかったのですが、スタッフの男性が車で家まで車で送ってくれたので、通帳と印鑑を取りに行くことができました。

布団は、その車で家まで届けてもらいました。

「通常なら送料1000円ですが、今回だけ特別に無料です」

といわれて。

 

でも、現実的に私は専業主婦だし、正直主人にもこのことは話せていません。

冷静に考えると、NASAは布団なんて必要としてませんよね。

買った直後はすごく嬉しかったのですが、通帳の残高が40万円も減ってしまうと、さすがに焦りました。

年末には主人と旅行の予定があります。

主人は普段家計に無頓着ですが、バレたら絶対に離婚です。

40万500円のマイナスを補うために、早朝の掃除のパートを始めました。

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催眠商法の手口

坂口さんのお話からも推測できたかと思いますが、あらためて催眠商法の手口をお伝えします。

会場となるのは、空き店舗や空地など、すぐに業者が入り込めるところが多いようです。

この手口の業者は、3日、1週間、1ヶ月くらいの期間で移動していく傾向が強いです。

そして、お客さんに高齢者が多いことも特徴です。

このような催事は平日の朝か、昼間に行われることが多いようです。

新聞の折り込みチラシやポストのチラシなどでお客さんを集めているので、気を付けてくださいね。

 

いざ会場に行くと、密室状態にされます。

扉を閉められ、扉の前にはスタッフが立ち、トイレまでついてくるというパターンも少なくないようです。

靴を脱ぐような会場だと、途中で退場しづらいというデメリットも出てくるため、入場の時点で判断しましょう。

そして、催眠商法の最大の特徴は、「場の異常な盛り上がり」です。

 

無料や格安の雑貨でお客さんを乗せた後、その勢いのまま高額商品を売りつけるというものです。

「最前列優先です」「声が大きい人に渡します」など、巧みな誘導で会場はどんどん盛り上がっていきます。

そのため、「つい手をあげてしまった」「断れない雰囲気になってしまった」などの理由で、想定外に布団などの高額商品を購入するハメになってしまう高齢者が多いのです。

言うまでもなく、会場にはたくさんのサクラ、つまり業者の仕込んだ仲間がいます。

サクラにつられて、負けじと「ハイッ」っと挙手の速さを競うことのないよう、慎重になりましょう。

うまい話は裏がある!騙されないための対策3つ

催眠商法に騙されないための対策を3つ提案します。

タダで美味しい話が、いきなり自分に舞い込むわけがないということは肝に銘じておきましょう。

1.無料の勧誘は疑え

「無料で◎◎がもらえます」「先着◎名様限定」などは、どこの会社が主催しているイベントなのかをちゃんと確認しましょう。

数日や1週間限定などの会場はアヤシイです。

2.会場の雰囲気に流されるな

密室で競わせられると、会場は必然的にヒートアップしていきます。

ハイハイ商法といわれるゆえんですが、「大きい声の人」「一番目立つ人」などが優先に指名されていくので、目玉商品を手に入れるためにと、どんどん周りも自分も盛り上がっていきます。

でも、冷静になってください。

盛り上げるきっかけとなっているのは、サクラとよばれる仕込み隊員です。

気付けば周りはサクラだらけ、お客さんはあなただけという状況になっていてもおかしくないのです。

3.契約の前に家族に電話しよう

「ハイッ」っと手を挙げただけでは契約にはなりません。

お金を支払う前に、家族または信頼できる人に電話しましょう。

「今すぐじゃないとダメ」「電話してる時間はない」なんて言われたら、それは詐欺ですよ。

まとめ

催眠商法は身近に潜んでいます。

もしかしたら、あなたのまわりにも引っかかったお友達がいるかもしれません。

我々を蝕む悪い手口は、みんなでやっつけましょう!!