中年世代が運動するときの注意点をまとめました!
大切なのは、無理をしないことです。
そこで、具体的なポイントを紹介していきたいと思います。
運動する時の注意点
中年世代が、運動する際の注意点をまとめました。
これまで運動習慣がなく、これから始めるという人にとって特に気をつけたいのは、ケガと体調です。
中年でありがちなのが、「学生時代テニスをやっていたから体力に自信がある」というように、気持ちが若い頃のままというケースです。
ずっと継続して運動を続けてきたならいいのですが、体力や筋力は現役で運動していた頃と今とでは違います。
あまり過信せず、初めは軽い運動から始めましょう。
そこで、運動するときの注意点を5つ、まとめました。
1.準備運動(ウォーミングアップ)は念入りに行う
準備運動は、これから始める動きに備えて体を慣れさせるための運動です。
筋肉をほぐしたり、体を温めて血流を良くしてから始めると、ケガや病気の予防になります。
終わった後の疲れ方も全然変わってくるので、準備運動はしっかり行いましょう。
2.無理をしない
無理をしないこと、これが一番大切かもしれません。
中年から始める運動は、強制されてやるものではありません。
体調が悪い時は休んだり、疲れたら中止したり、無理ないペースで行いましょう。
3.限界まで挑戦しない
よほどのめり込んで大会を目指しているという人以外は、腹6~7分目くらいの強度や時間でも十分です。
自分の体力やレベルを考えて、ちょうどいいペースを見つけてください。
4.人と比べたり競争しない
健康のための運動は、他人と競争する必要はありません。
自分の目標を決めて、そこに向かって続けることが大切です。
5.クールダウンやストレッチをしっかり行う
運動後のクールダウンやストレッチは入念にしましょう。
たくさん動いた日はゆっくりお風呂に浸かって疲れを持ち越さないようにしましょう。
以上、5つのポイントに絞って簡単に説明しましたが、健康のために運動するのに、逆に体を壊しては元も子もありません。
自分自身のために行う運動なので、楽しんでやりましょう。
中年向け!おすすめの運動
中年向けのおすすめの運動を紹介します。
運動のメリットで紹介した『健康日本21』によれば、成人に対する目標の例として以下の4つが掲げられています。
1.日常生活上で、散歩や早歩き、乗り物やエレベーターを使わずになるべく歩くということを心がける
2.1日平均1万歩以上歩くことを目標にする
3.1回30分以上の軽く息がはずむくらいの運動を週に2回以上
4.まずはウォーキングから始める
わざわざジムに入会しなくても、ウォーキングならお金もかからないので、すぐにでも始められそうです。
歩くことは全身を使った有酸素運動であり、誰にでもできるので初心者でも始めやすいですね。
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運動を習慣にするコツ
運動は毎日継続して続けることが大切なので、続けるためのちょっとしたコツを紹介します。
楽しむこと
一番は、楽しんで行うことです。
誰に強制されてやるものでもないので、嫌なことは続かないですよね。
3日続いたら発泡酒1本、1週間続いたらビール1本などというように、その都度目標を立ててご褒美を設定してもよいでしょう。
靴やウエアにこだわる
例えばウォーキングの場合、専用の靴やウエアをそろえることは、運動効率をUPさせるだけでなく、気分も上昇します。
お気に入りの靴やウエアがあれば、運動するのが楽しくなるでしょう。
誰かと一緒に行う
ひとりでやってもいいのですが、夫婦や友人を誘ってやれば、お互いの励みにもなります。
毎日同じコースを歩いていれば、そこから同じトレーニング仲間ができるかもしれません。
運動量が同じなら、イヤイヤやる運動よりも楽しんでやる運動の方が、時間が短く感じます。
充実感も大きいです。
運動することが自分にとってプラスになるという気持ちの積み重ねが、続けるコツなのではないでしょうか。
運動のメリット
中年世代が運動で得られるメリットをあげてみます。
近年、健康を促進するための有効な手段として、国をあげて運動を推奨しています。
厚生労働省が打ち出した「健康日本21」という政策では、『国民の身体活動や運動についての意識や態度を向上させ、身体活動量を増加させることを目標とする』と明示しています。
運動の習慣をつけることは、生活習慣病の予防に役立ちます。
高齢になり、骨や関節や筋肉などが衰えて日常生活に困難が生じる「ロコモティブシンドローム」の予防にもなります。
また、気分転換やストレス解消など精神的にも安定するので、うつなどの心の健康にも役立つとされています。
このように、中年世代が運動を習慣にすることには、心と体に健康をもたらすというメリットがあります。
運動のリスク
運動のリスクについても触れておきます。
運動は、自分のレベルで無理なく行う限り、とても高い健康効果が期待できます。
ただし、中年世代がいきなり運動を始める場合には、次の二点に気をつけましょう。
身体能力の低下によるけが
年齢を重ねれば誰でも、若い頃より筋肉や関節の柔軟性、反射などは衰えていきます。
年をとるほどつまづきやすくなったり、ぶつけやすくなったりするのはこうしたことも関係あります。
若い頃、体力や運動神経に自信があった人でも、しばらく体を動かしていないような場合には、軽い運動から始めるようにしましょう。
生活習慣病などによる体調不良
中年世代で気をつけたいのが、内臓疾患がある場合の運動です。
高血圧や糖尿病など生活習慣病がある人が急に運動を始めると、心臓に急激な負荷がかかり、最悪の場合突然死につながることもあります。
持病があったり、心配な場合には、お医者さんと相談して自分に適した運動方法を提案してもらうとより安心ですね。
まとめ
中年になってから始める運動は、体力的な心配や肉体的な心配がつきものです。
無理せず自分のペースで続けることが、健康への第一歩となります。
見た目のシェイプアップ効果も期待できるので、もう一花咲かせられるように頑張りましょう!